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今回は、ヨハネス（ヤン）・フェルメールの『真珠のネックレスを持つ少女』について書かせていただきます。
フェルメールが得意とした構図で描かれた『真珠のネックレスを持つ少女』
今回ご紹介する『真珠のネックレスを持つ少女』は17世紀のオランダの画家であるヨハネス（ヤン）・フェルメールが1662年から1665年に描いた作品です。
フェルメールは、左側から光が指す室内で女性が窓際に立っている構図の作品を多く残しています。
『真珠のネックレスを持つ少女』以外にも『手紙を読む青衣の女性』や『窓辺で手紙を読む女性』、『牛乳を注ぐ女』、『リュートを弾く女性』など他にも数多くの似た構図の作品が残されており、フェルメールがこの構図を得意にしていたといえるでしょう。
フェルメールらしい作品とも言えますね。
真珠のネックレスや黄色の上着
『真珠のネックレスを持つ少女』は黄色い上着を着て、真珠のイヤリングと真珠のネックレスをつけています。
フェルメールの作品には、真珠のネックレスやイヤリング、黄色い上着がたびたび、登場しています。
フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』も真珠のイヤリングをつけていますし、『手紙を書く女性』で描かれている女性も黄色い上着を着用しています。
『手紙を書く女性』と『真珠のネックレスを持つ少女』 で描かれている女性は同じ人物であると言われています。
『真珠のネックレスを持つ少女』は女性の横顔ですが、確かに『手紙を書く女性』とよく似ています。
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