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今回は、オディロン・ルドンの『青い花瓶の花』について書かせていただきます。
遅咲きの画家オディロン・ルドンの『青い花瓶の花』
今回ご紹介する『青い花瓶の花』は、フランスの画家であるオディロン・ルドンが1912年から1914年ごろに描いた作品です。
現在は日本の広島にある、ひろしま美術館で所蔵されています。
『青い花瓶の花』は、パステルを使用して描かれている作品です。ルドンは1880年の結婚をした年に初めてパステル画を描きました。
もともと「黒」を本質的な色と考えていたルドンの初期のころの作品は、版画や白黒の作品が多く、独特の黒の世界を作り上げていました。
ルドンが50代後半ごろから、それまでのモノクロの作品とは異なる、パステルや油彩を用いた、色彩豊かな作品に変化していきました。
色彩豊かな作品を描くようになったルドンの絵画は、世間にも評価されるようになり、画家としての幸せを手に入れたと言われています。
ルドンは遅咲きの画家であったとも言えますね。
そんなルドンが描いた『青い花瓶の花』は、とても柔らかい印象の優しい絵画です。
玄関やリビングなど、どこに飾っても、よく馴染むので、新築祝いや、お誕生日プレゼントなどの、贈り物の1枚としても大変オススメですよ。
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