エドヴァルド・ムンクの『別離』

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、エドヴァルド・ムンクの『別離』について書かせていただきます。

男性が元恋人に抱く未練を描いた『別離』

今回ご紹介する『別離』は、ノルウェーの画家で、フランスやドイツでも活躍した、エドヴァルド・ムンクが1896年に描いた作品です。

現在はノルウェーのオスロにある、ムンク美術館で所蔵されています。

『別離』は高さ96cm、横幅127cmのキャンバスに描かれた油絵です。

ムンクは男女関係をテーマにした作品をいくつか残しています。

『別離』もそのうちの1枚で、失恋した男性が恋人との過去は忘れ未来へ進もうと思いながらも、女性を忘れることができず前に進めないという状況が描かれています。

白いワンピースを着て浜辺に佇む金髪の女性の毛先は、男性の髪へと続いていて、男性が別れた恋人のことを忘れられないということがよくわかります。

ムンクが男女の関係をテーマにした作品には、それぞれにストーリーがあり『接吻』から始まったストーリーは『別離』で終わるという連作になっています。

現代でも、女性よりも男性の方が別れた恋人を忘れることができず、未練を抱えている人が多いといいます。

女性の方が、意外とあっさりしているのかもしれませんね。

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