ポール・ゴーギャンの『純潔の喪失(春の目覚め)』

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、ポール・ゴーギャンの『純潔の喪失(春の目覚め)』について書かせていただきます。

ゴーギャンが愛人を描いた『純潔の喪失(春の目覚め)』

今回ご紹介する『純潔の喪失(春の目覚め)』は、フランスのポスト印象派の画家であるポール・ゴーギャンが1890年から1891年に描いた作品です。

現在は、アメリカのヴァージニア州ノーフォークにあるクライスラー美術館で所蔵されています。

『純潔の喪失(春の目覚め)』に描かれている裸の女性は、ゴーギャンの当時の恋人であったジュリエット・ユエです。
彼女は、この時20歳で、ゴーギャンの子どもを身ごもっていたそうです。

ジュリエット・ユエが手に持っている1本のシクラメンの花は、純潔の喪失(処女の喪失)を意味しています。

またジュリエット・ユエの上に描かれた1匹の狐は、誘惑を象徴していて、ゴーギャン自身ではないかともいわれています。

作品の右側に描かれている、山の方に向かって歩く人々の列は、結婚式に参列するための人々だそうです。

このようにゴーギャンの『純潔の喪失(春の目覚め)』には、様々なメッセージが込められていて、深い意味のある絵画となっています。

インパクトの強い絵画を飾りたい!という方にはオススメの1枚ですよ。

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