ルソーが亡くなる前の年に描いた『パリ郊外の眺め バニュー村』

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今回は、アンリ・ルソーの『パリ郊外の眺め バニュー村』について書かせていただきます。

『パリ郊外の眺め バニュー村』を描いたアンリ・ルソーとは

今回ご紹介する絵画『パリ郊外の眺め バニュー村』は19世紀〜20世紀にかけてフランスで活躍した素朴派の画家アンリ・ジュリアン・フェリックス・ルソーが1909年に描いた作品です。
33cm×46.3cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在は日本の岡山県にある、大原美術館で所蔵されています。

アンリ・ルソーは1884年5月21日、フランス西部のマイエンヌ県ラヴァルで生まれ、1910年9月2日、66歳の時、肺炎でこの世を去りました。
『パリ郊外の眺め バニュー村』は、ルソーが亡くなる前の年に描かれた作品です。

ルソーが『パリ郊外の眺め バニュー村』を描いた1909年、ルソーは手形詐欺事件に連座して勾留されました。
真相は不明で、ルソーは事情を知らず利用されただけだという説もあります。

ルソーは高校を中退し、一時的に法律事務所に勤務していました。
その後は、5年間の軍役を経て、パリの税関職員となりました。
ルソーは20年以上、税関職員として勤務しながら、仕事が休みの日に絵を描く「日曜画家」でした。
ルソーが本格的に画家になる決心をして、絵に専念しだしたのは、1893年、ルソーが49歳のときでした。

画家としての美術教育を受けていないルソーが描く作品は、遠近法や明暗法がめちゃくちゃでしたが、色彩豊かで素朴な画風でした。

『パリ郊外の眺め バニュー村』に描かれた、牛・人物・積みわら・木のどれもが、不自然な大きさで描かれているのも、ルソーが美術教育を受けていないからなのです。

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