“モネの「ルーアン大聖堂、扉口とアルバーヌの鐘楼、充満する陽光」は1892年から1894年まで描かれたルーアン大聖堂の連作のひとつです。モネの真骨頂である光とそれにより踊る色の一瞬をとらえる、ということをとことん突き詰めた作品です。
ルーアン大聖堂の連作は全部で20作品以上といわれ、陽光やそれによって光り変わるさまざまな色を描いています。本来動くべくもない大聖堂は、固体としてそこにあるものというより、もはや太陽に照らされた霧と同じような気体ともいえる揺らぎをもって浮かんでいます。大聖堂はそのものの美しい形としての実体とともに、陽光や色、そして空気を浮かび上がらせる媒体としての役割も果たしています。モネの目に映ったそれらの光や色そして空気は大聖堂を通して振幅し、わかりやすく作品を見る者に伝えてくれるのです。
色と光の変化を追って描いたルーアン大聖堂の連作を手がけたことで、モネの目が一段と研ぎ澄まされその後の色への挑戦に力を与えていきました。”
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
モネ:印象 日の出
モネ:散歩 日傘をさす女
モネ:サンラザール駅
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