モネ ラ・グルヌイエール

このモネの「ラ・グルヌイエール」は、当時、親交の深い友人でもあったルノワールと、バカンスの地として人気のあったラ・グルヌイエールで、全くと言っていいほど同じ構図で描いた作品になります。しかし、モネの「ラ・グルヌイエール」は、ルノワールの同作品が、人物に重きを置いているのとは異なり、殆ど同じ位置で描かれているにも関わらず、主に川面に反射する光や周囲の木々から、時折、微かに映る木漏れ日に注目していて、中央に佇む人物などは、その粗野なタッチのせいか、あまり感情を移入していないような、淡々とした無機質な感情を込めて描かれているのに対し、青々と繁った木々の間や川面に映し出された光の躍動感だけが伝わってきます。光と色彩の画家と呼ばれたモネは、ルノワールや他の印象派画家達が、時が流れ、その独特の表現手法を使用しなくなった後も、彼だけは一生涯に渡り、印象主義の画風を貫いたと伝えられている点においては、モネは真の印象派画家だったと言えるでしょう。


■ モネ:睡蓮 ■

【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
モネ:印象 日の出
モネ:散歩 日傘をさす女
モネ:サンラザール駅
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