サン・レミ時代のゴッホの作品『星月夜』

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サン・レミ時代のゴッホの作品『星月夜』

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2013.01.28

サン・レミ時代のゴッホの作品『星月夜』

ゴッホが１８８９年のサン・レミ時代に描いた『星月夜』は、アルル時代の『夜のカフェ・テラス』と同じく夜景を扱った作品です。

巨大な星と月が、命を脈動させるように瞬き、光を大きくまとわせています。ゴッホにはエネルギーという物が見えていていたのかと思わせるような、躍動するエネルギーを感じさせます。本来暗く静かなはずの夜の空に、宇宙というものが持つ生命の熱と息吹が渦巻いているようです。実際にその渦巻きはゴッホの手によって描かれ月や星の周りを星雲のように蛇行しています。その夜空の下には人々が住む建物が静かにたたずんでいて、空の躍動と見事に対比しています。地上からは、これもまたエネルギーの象徴とも言えるような、大きく揺らぎながらそびえ立つ糸杉が地上の命として、宇宙ともいえる空との間を繋いでいます。景色を描いているようで、非現実的な美しい夢を描いているようでもあります。

ウッディな部屋にも合いますし幻想的な絵柄は子供部屋にもぴったりです。