ゴッホの「耳きり事件」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回はゴッホの「耳きり事件」について記載してみます。

ゴッホ「パイプをくわえた自画像」ゴッホを語る上で避けられない出来事。それは、「耳切り事件」です。

黒澤明監督の映画『夢』に登場する、著名な映画監督マーティン・スコセッシが演じたゴッホは耳に包帯を巻いていましたが、その姿はゴッホのイコンと言っても過言ではないでしょう。
その「耳切り事件」は、同じ画家であるゴーギャンとの共同生活中に起きました。

ゴッホとゴーギャンの交友関係は、ゴッホがパリにいた頃、アルルへ共に行こうと交友のあった画家に呼びかけたところ、ゴーギャンだけがそれに応じたことから始まります。
彼らの共同生活は2ヶ月で終止符を打つのですが、後にゴッホらしい色彩や筆遣いはここで生まれます。

ゴッホとゴーギャンはアルルで互いを高め合うのですが、個性が強い二人はある時言い争いを起こし、ゴッホは自分の耳を切り落とします。
彼は市民からの通報で精神病院に隔離されました。
ゴーギャンはこの事件をきっかけにアルルを離れます。
ゴッホはアルルの精神病院で入退院を繰り返しながら作品を書き続けるのですが、「耳切り事件」から2年後に拳銃自殺を図ります。

ゴーギャンと言い争いがなければ、ゴッホが自殺を図ることはなかったのかもしれません。

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