絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は「飾る部屋を選ばないゴッホの”花咲く桃の木、モーヴの思い出”」について記載してみます。
「花咲く桃の木、モーヴの思い出」は、アルル時代に描かれた作品です。
アルルの果樹園のさまざまな木々を、ゴッホは好み、多くの作品を描いています。
情熱の画家として知られ、強い色彩のハッキリした画風のイメージが強い人もいらっしゃるかと思いますが、こちらの「花咲く桃の木、モーヴの思い出」は春のやわらかな日差しや、淡い空の色と白い雲、芽吹き始めた木々を繊細に優しい目線で描いています。ゴッホがハーグに滞在している時期、アントン・モーヴという従兄弟にあたる芸術家から油彩や水彩の手ほどきを受けましたが、石膏デッサンの基本を教わっているときに口論となり、強情だったゴッホが石膏を打ち砕いてしまいました。
後にモーヴの訃報を聞いたゴッホがこの満開の花をつけた桃の木を描き、「モーヴの思い出」と書き入れた、というエピソードがあります。小さな花を点描のように描く技法からは、浮世絵の影響も感じられます。
情熱の画家のやさしさが垣間見え、ふんわりと静かな、リラックスした気持ちにさせてくれ、飾る部屋を選ばないこの作品は、贈答用にもぴったりです。
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ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ (1853年3月30日 – 1890年7月29日)
ゴッホは、自身の熱い思いを伝える激しい筆遣いと鮮やかな色彩は独特な絵画スタイルで知られ、
その劇的な生涯と共に世界中で最も人気を集める画家です。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ゴッホ:ひまわり
ゴッホ:夜のカフェテラス
ゴッホ:アルルの跳ね橋
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