絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は「入院時に描かれた１枚”ゴッホの星月夜 糸杉と道”」について記載してみます。
ゴッホが神経を病んで入院したサン・レミのカトリック精神病院・聖ポール療養院は、現在でも診療が行われ、ゴッホの病室や回廊も公開される観光名所となっています。
ここに入院していた時に描かれた１枚が、1889年の作品「星月夜 糸杉と道」です。晩年期の傑作と言われています。独特な渦を巻いた暗雲の中で光を放つ月とそびえ立つ糸杉が印象的な画です。病室から見たのんびりとした村や庭の花の風景を元に描かれていますが、画面中央の北欧を感じさせる小さな村と教会は、ゴッホの想像によって描かれたものです。ゴッホ自身が、星降るような空を創造したいと手紙の中で語っている通り、静寂に包まれたそのままの闇夜を描くのではなく、エネルギーが凝縮された、強い激情に溢れた夜が伝わってくる作品です。
閉じ込められた状況にあっても、失われない透明感とパワーに満ち溢れた筆遣いは、不思議な一夜風景を魅せてくれます。
ゴッホの夜空空間をぜひ、あなたの寛ぎの空間に飾って味わってみませんか。
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ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ （1853年3月30日 – 1890年7月29日）
ゴッホは、自身の熱い思いを伝える激しい筆遣いと鮮やかな色彩は独特な絵画スタイルで知られ、
その劇的な生涯と共に世界中で最も人気を集める画家です。
【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
ゴッホ：ひまわり
ゴッホ：夜のカフェテラス
ゴッホ：アルルの跳ね橋
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