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今回はゴッホの日本へのあこがれについて記載してみます。
ゴッホは生前、弟のテオに日本への熱い思いを手紙に残しました。
今日はその手紙の引用で、ゴッホの日本へのあこがれの強さというものを記したいと思います。
「日本の芸術を研究してみると、あきらかに賢者であり哲学者であり知者である人物に出会う。彼は歳月をどう過ごしているのだろうか。
地球と月との距離を研究しているのか、いやそうではない。ビスマルクの政策を研究しているのか、いやそうではない。彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。ところが、この草の芽が彼に、あらゆる植物を、つぎには季節を、田園の広々とした風景を、さらには動物を、人間の顔を描けるようにさせるのだ。こうして彼はその生涯を送るのだが、すべてを描き尽くすには人生はあまりにも短い。
いいかね、彼らみずからが花が咲くように、自然の中に生きていくこんなに素朴な日本人たちがわれわれに教えるものこそ、真の宗教と言えるのではないだろうか。日本の芸術を研究すれば、誰でももっと陽気にもっと幸せにならずにはいられないはずだ。われわれは因襲的な世界で教育を受け仕事をしているけども、もっと自然に還らなければいけないのだ。」と書いています。
ゴッホは日本人が描いた作品に、日本人の心や感性というものを感じてあこがれを抱いていました。
それからのゴッホは、日本の浮世絵などの技法を取り入れ様々な作品を残しました。
中でも「タンギー爺さん」は絵画なの中にも浮世絵が描かれており、日本画へのあこがれが表れています。
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