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今回はゴッホ「糸杉」について記載してみます。
炎の画家ゴッホ、世界を代表する印象派の画家である彼の人生は壮絶なものでした。
彼が画家を志したのは27歳のこと、それまで彼は神に仕え人を救う仕事を志していました。
しかし情熱的な彼の行いは説教師の品位を下げるとされたため、彼は教えで人を救うのではなく、絵画でこの世界の人を救おうと考えました。
それからの10年間で彼は800点近くの作品を描いています。
ゴッホの後編の作品である「糸杉」彼の晩年の作品にみられる特徴的な筆遣いが、顕著に見られる作品のひとつです。
中央やや左に描かれている杉の木はそのうねる様なタッチからまるで燃え上がる炎のように描かれています。
この時期の彼は多くのことに心を痛めていました。
しかしだからこそ燃え上がる様な力強い筆遣いには、魂そのものがこもっているように感じます。
印象派の天才にして悲劇の画家と呼ばれる彼ですが、彼の心には滾る様な創作意欲と、人を救いたいという魂がありました。
「糸杉」の杉の姿は、強い風に葉を乱しながらも凛と立つ彼の心そのものだったのかもしれません。
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