【炎の画家】ゴッホが描いた『夜のカフェ・テラス』

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今回は、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの『夜のカフェ・テラス』について書かせていただきます。

炎の画家「ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホは1800年代後期のオランダの画家で、幼いころから大変な問題児だったと言われています。ゴッホは、37歳で亡くなっていますが、その短い生涯で2000枚以上の絵を残しています。ゴッホは絵のために生き、燃え尽きるように死んでいったことから情熱的な作家で「炎の画家」と呼ばれています。しかし、今では大変有名な画家であるゴッホも、生きている間はあまり絵が売れなかったそうです。ゴッホの死後、ゴッホの作品は斬新なタッチと鋭い描写表現で、高い評価を受けています。

夜を黒でなく青で表現した「夜のカフェ・テラス」

夜のカフェ・テラスは、1888年に南フランスの街・アルルで描かれたものです。絵の舞台はアルルにあるフォリュウム広場という場所で、現在はゴッホとゆかりのある観光地として有名です。ゴッホはこのアルルで親友のポール・ゴーギャンと共同生活をスタートさせます。この作品は、ゴーギャンとの共同生活を始める前の作品です。「夜のカフェ・テラス」は夜を「黒」ではなく「青」で表現した記念すべき作品だと言われています。この「青」とカフェに灯る黄色の明かりが鮮やかな対比を成しています。ゴッホの、その他の作品に「夜のカフェ」という作品があります。「夜のカフェ」もアルルのカフェを描いた作品ですが、そこで描かれているカフェと、「夜のカフェ・テラス」で描かれているカフェは、実は違うお店なのです。

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