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今回はシスレー「アルジャントゥイユの広場(ショッセ通り)」について記載してみます。
アルフレッド・シスレーは、フランスのパリで、裕福なイギリス人の両親のもとで生まれました。
彼の描く作品は、当時の人々が見慣れていたものより、色彩豊かで大胆だったそうで、展示や売られることはあまりなかったそうです。
作風も、シスレーの900点近い油絵作品の多くは、パリ周辺の風景画を題材にしたものがほとんどでした。
そして、もっとも典型的な印象派だったそうです。
この「アルジャントゥイユの広場(ショッセ通り)」は、1871~74年に制作された約130点の作品の中のひとつで、アルジャントュイユの広場からノートルダム聖堂方面を向いた視点で描かれているのが特徴です。
中央に視線が集まる一点透視図法を用いた遠近感が、観る者を自然に画面の中央へ視線を集中させるのだと思います。
また、一点透視図法の特徴として、観る人をこの絵の世界に誘い込むような印象を感じられます。
アイレベルを意識して描かれているので、観る側の視点になっています。他にも陽光が差し込む地面や街、壁の光の反射などの光の描写を丁寧に描かれていることがこの絵最大の魅力ですね。
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