絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。
今回は佐伯祐三「ラ・クロッシュ」について記載してみます。
大阪の中津に生まれた佐伯祐三は、現在の東京芸術大学である、東京美術学校に進学しました。
進学して間もなく家族が次々と逝去し、生と死についての問題を抱えることになります。
画家としての生活は非常に短く、6年ほどです。
その間に2度パリに滞在し、代表作の多くはパリにて描かれています。
パリで描かれたこの「ラ・クロッシュ」は「時を告げる鐘」という意味があります。
暗めの色合いで描かれた塀には躍動感のあるポスターの文字が乱舞しています。
この静と動を共存する空間を人々が歩いています。
彼は2度目の滞在からに二度と日本の土を踏むことはありませんでした。
短い生涯の中でさまざまな体験をした佐伯祐三の目を通したパリの風景は、自分とは違う生涯、人生の深淵に触れさせてくれます。
そんな人生の広がりを見せる佐伯祐三の絵画を部屋に飾ってみませんか。
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