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本日の絵画ブログでは、クロード・モネの《花咲くアーチ》について書かせていただきます。
美しさの追求
「光の画家」と言われるモネは、有名な《睡蓮》シリーズを始め、水面に浮かぶ実体の睡蓮と、水面に映った光の反射が共存した絵を描いています。
水面に映る像を描いたため、パリのマルモッタン美術館で作品を上下逆に飾られてしまったこともありました。
この上下逆さまに飾られていたというエピソードから、抽象絵画の父カンディンスキーの逸話を思い出しました。
カンディンスキーは自分のアトリエで、横向きに置かれた自分の絵を見て「内的な光に輝いて言いようもなく美しい絵」だと思ったのです。
この体験から、カンディンスキーは「対象は絵画にとって邪魔になる」という結論に達したそうです。
対象の「形」や人間の目が物を見るときに生じる「思い込み」が、色そのものの美しさを損なわせると感じたのです。
逆転の発想
《花咲くアーチ》でも、アーチそのものと水面に反射した像の両方を描いています。
逆さ富士と同じような構図ですね。
この作品は画面の半分以上を水面が占め、むしろ水面に映り反射した像がメインになっています。
この地と図が逆転したモネの作品は、のちの20世紀の抽象画家たちに影響を与えたのではないでしょうか。
▲原寸大サイズ:81×91.4cm フェニックス美術館
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