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今回は、佐伯祐三の《扉》について書かせていただきます。
パリを中心に活動
佐伯祐三は大阪出身の大正〜昭和初期に活動した洋画家です。
生まれは大阪ですが、東京美術学校を卒業し東京にアトリエを構えたので、佐伯祐三アトリエ記念館は東京の新宿にあります。一度行ってみたいものです。
佐伯祐三の画家としての生涯は短く、たった6年しかありません。
東京美術学校在学中に結婚した米子夫人と娘の彌智子と共にアトリエを離れ、フランスのパリへ向かい、そのほとんどをパリで過ごしました。
このアカデミックめ!
佐伯祐三はパリの地でヴラマンクやユトリロなど、野獣派(フォービズム)の巨匠たちに出逢い、それが彼にとっての転機となりました。
持参した裸婦の作品をヴラマンクに見せたところ、「このアカデミックめ!」と一蹴されてしまいます。
以来、荒々しいタッチのフォーヴ調の画風へと変化していき、現在知られている佐伯祐三の画風が誕生したのです。
佐伯祐三の代表作のほとんどはパリで制作したもので、ユトリロの描く風景画に影響を受け、パリの裏町にある建物の風景を数多く描きました。
今回ご紹介する《扉》も、パリの街角にある扉をモチーフに描かれたものです。
扉の上部には「27」という数字。この数字はこの扉がプルミエール27番地にある建物であることを指しています。
佐伯祐三の描く風景画には文字が入っているものが多く、街角のポスターや看板などの文字を一つのリズムとして絵画の中に取り入れています。
▲原寸大サイズ:730×603
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