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今回は、ポール・セザンヌの『カーテンと花柄の水差しのある静物』について書かせていただきます。
静物画
静物画とは西洋画のジャンルの一つで、花や果実、パンやワインなどの食品や、食器、楽器など動かない事物を描いた絵画のことを指します。『カーテンと花柄の水差しのある静物』を描いたポール・セザンヌは、リンゴや洋梨などを好んで描きました。動かない事物をリアルに表現し、魅力ある絵画にするためには、遠近法や陰影法といった技術が重要です。
ポール・セザンヌはそれらの技術に優れていたのかもしれませんね。
完成度を高めた『カーテンと花柄の水差しのある静物』
『カーテンと花柄の水差しのある静物』はポール・セザンヌが1899年に描いた静物画です。『カーテンと花柄の水差しのある静物』以外にも『カーテンのある静物』など、同じような構図の絵が5点もあり、1890年代末から1900年代の頭にかけて描かれています。これは同じものを何度も描くことで、絵の完成度を高めようとしたのではないかとも言われています。セザンヌが追い求めていたた構図や色彩などの絵画に対する理念が、完成に近い形になったのが、1980年代末頃だと言っても良いでしょう。ポール・セザンヌは図やタッチにこだわる性格で、この絵では、わざと歪みを入れることで、画面に独特の動きを盛り込もうとしたのではないかと考えられています。色彩に関しても、以前は寒色の背景を主体としていましたが、この絵では背景に暖色を使用しています。こういったことから、この絵には温かみがあり、飾る部屋の雰囲気を温かく包み込んでくれるのではないでしょうか。
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