『デルフトの小路』の謎

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、ヨハネス(ヤン)・フェルメールの『デルフトの小路』について書かせていただきます。

場所が特定されていない『デルフトの小路』

ヨハネス(ヤン)・フェルメールは17世紀にオランダで活躍した画家です。
フェルメールという画家を知らない人でも、
『真珠の耳飾りの少女』は知っている、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

フェルメールは主に女性の絵を描いていて、現存する風景画は、この『デルフトの小路』と『デルフトの眺望』の2点です。

『デルフトの小路』も『デルフトの眺望』もフェルメールが、自分の街への敬愛を込めて描いた都市景観画ですが、『デルフトの小路』で描かれている場所は特定されていません。
特定の建物を描いたものではないのかもしれませんし、実在の家を見ながら改変を加えたものなのかもしれませんね。

フェルメールが生まれ育った「デルフト」

フェルメールは1650年〜1660年代の一時期のみ、風景画を描いています。フェルメールの生まれ育ったオランダの街「デルフト」は1536年に火災のため街の西側が消失しました。さらに1654年には、火薬庫の爆発により北東部分が大きな被害を受けました。一説では、この爆発が起こったことにより、フェルメールは自分の生まれ育った街を描いておこうとしたのではないかと言われています。

真実はわかりませんが、この『デルフトの小路』にも、子どもが遊ぶ姿や女性が洗い物や編み物をする姿など、日常の何気ない風景が描かれていて、フェルメールらしい作品だと感じます。

『デルフトの小路』を見ていると穏やかな気持ちになれることが、フェルメールがもつ魅力なのかもしれませんね。

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