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今回は、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの『マルトX夫人―ボルドー』について書かせていただきます。
『マルトX夫人―ボルドー』を描いたアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックとは
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックはフランスの画家で、1864年に南フランスのアルビという街で生まれます。ロートレックの家は伯爵家で、由緒ある名家でした。
ロートレックは少年時代に二度にもわたり、大腿骨の骨折をしてしまったことにより発育が停止し、成人しても身長は152cm程度だったそうです。
そのような不幸な事故によって行動が制限されてしまったローレックは、絵画に情熱を燃やし、画塾で絵画を学びました。
ローレンは身体障害者ということで差別を受けることもあり、そういったストレスから酒に溺れアルコール依存に陥るなど心身共に不安定になり、家族の判断で強制入院をさせられたという過去もあるようです。
そして1901年に脳出血のため、36歳という若さでこの世を去りました。
『マルトX夫人―ボルドー』に描かれた女性はどこを見ているのか?
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックが1990年に描いた『マルトX夫人―ボルドー』のモデルは不明とされていて、タイトルの「ボルドー」も何を意味しているのか、わかっていません。
『マルトX夫人―ボルドー』に描かれている女性は読書をしているようにも見えますが、目線は本ではなく、どこか遠く先を見ているようにも感じられます。
描かれた女性からは、どこか倦怠感や闇を感じるような作品です。
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