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今回は、エドゥアール・マネの『フォリー=ベルジェール劇場のバー』について書かせていただきます。
バーテンダーの女性を描いた『フォリー=ベルジェール劇場のバー』
今回ご紹介する『フォリー=ベルジェール劇場のバー』は、1832年にフランスのパリで生まれた「写実主義」の画家エドゥアール・マネが1882年に描いた作品です。
現在は、イギリスのロンドンにある、コートルード・ギャラリーで所蔵されています。
『フォリー=ベルジェール劇場のバー』はマネが亡くなる前の年に描いた最期の主要作品で、パリのナイトクラブ「フォリー・ベルジェール」が舞台になっています。
モデルの女性は、1880年代初期に「フォリー・ベルジェール」でバーテンダーとして実際に働いていたスゾンという女性であると言われています。
美しく、スタイルのよい女性ですね。しかし表情はどこか淋しげで、切なさも感じることができます。
遠近法が不自然な『フォリー=ベルジェール劇場のバー』
女性の後ろには大きな鏡があり、その鏡には男性客と話をする女性の後姿が写り込んでいるように見える『フォリー=ベルジェール劇場のバー』ですが、実は、このように見えるのは目の錯覚で、実際には男性は女性の視界の外に立っていて、バーテンダーの女性と会話をしていないそうです。
なんとも不思議な作品ですね。
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