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今回は、ヨハネス（ヤン）・フェルメールの『絵画芸術の称賛』について書かせていただきます。
フェルメールが手放さなかった『絵画芸術の称賛』
今回ご紹介する『絵画芸術の称賛』は17世紀のオランダの画家であるヨハネス（ヤン）・フェルメールが1665年から1668年に描いた作品です。
現在は、オーストリアのウィーンにある美術史美術館で所蔵されています。
『絵画芸術の称賛』は別名『絵画芸術』や『絵画の寓意』、『画家のアトリエ』と呼ばれることもあります。
フェルメールは『絵画芸術の称賛』を売ること無く、生涯所有し続けました。
『絵画芸術の称賛』に描かれた窓辺に立つ青いドレスの女性は、フェルメールの娘で、それを描いている芸術家はフェルメール自身だと言われています。
自分自身が最愛の娘を描いている姿を表現した『絵画芸術の称賛』はフェルメールのお気に入りの1枚だったのでしょう。
モデルの女性は青いドレスを着て窓際に立ち、ポーズをとっていますが、これはフェルメールの作品の特徴ですね。
フェルメールが描いた人物画の多くは、女性がモデルで、窓際に配置された構図で描かれています。
さらにフェルメールは、フェルメール・ブルーと呼ばれる鮮やかな青色を絵画に使用するといった特徴もあります。
『絵画芸術の称賛』でもモデルの女性のドレスは、鮮やかな青色で描かれていますね。
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