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今回は、カミーユ・ピサロの『帽子を被った農家の若い娘』について書かせていただきます。
「近代絵画の父」カミーユ・ピサロ
今回ご紹介する『帽子を被った農家の若い娘』は、19世紀のフランスを代表する印象派の画家カミーユ・ピサロが1881年に描いた作品です。
現在は、アメリカのワシントンD.C.にあるワシントン・ナショナル・ギャラリーで所蔵されています。
カミーユ・ピサロが「近代絵画の父」と呼ばれている訳は、1873年にピサロを中心に15名の画家で新たなグループを作り、翌年の1874年に「第1回印象派展」を開いたからです。
全部で8回開かれた印象派展の全てに作品を出品したのは、ピサロだけでした。
この印象派展は、印象派ぼ画家たちを有名にするきっかけとなっていて、ピサロなくして印象派は生まれなかったといっても過言ではないでしょう。
第7回印象派展に出品された『帽子を被った農家の若い娘』
今回ご紹介している『帽子を被った農家の若い娘』は、第7回印象派展に出品された作品です。
ピサロは1880年代に入り、それまで中心に描いていた風景画ではなく人物画を多く描くようになりました。
特に、農民はピサロの作品に度々登場しています。
この作品も、農家の娘をテーマに描かれていて、とても自然で穏やかな作品です。
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