独学の画家ルソーが描いた『ピエール・ロティの肖像』

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、アンリ・ルソーの『ピエール・ロティの肖像』について書かせていただきます。

『ピエール・ロティの肖像』を描いたアンリ・ルソー

今回ご紹介する絵画『ピエール・ロティの肖像』は、フランスの画家であるアンリ・ルソーが、1891年頃に描いた作品です。
高さ62cm×横幅52cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在はスイスにある、チューリヒ美術館で所蔵されています。

『ピエール・ロティの肖像』を描いた、アンリ・ルソーは、遅咲きの画家として有名です。
もともとは、パリの税関職員として働いていたルソーは、休日に絵を描く「日曜画家」でした。
ルソーが真剣に絵を描き始めたのは、40代に入ってからだったと言われています。
ルソーは独学で絵を学んだため、遠近法などがめちゃくちゃで、批評家たちからは、酷評されていました。

そんなルソーは、肖像画を描く時、まず中心に人物を描きました。
その後、背景に、その人物に関連のあるものや、その人物を表すものを書き足していったのです。

『ピエール・ロティの肖像』に描かれている髭が特徴的な男性は、ピエール・ロティです。
ピエール・ロティは、フランスの作家で、フランス海軍士官として航海中に訪れた土地を題材とした小説や、自身の恋愛体験をもとにした、ロマンティック小説も書いています。
ピエール・ロティは、動物好きだったことから、肖像画に猫が描かれているのです。

独特な作品ですが、どこか魅力的で、心を惹きつける作品がルソーの魅力でもありますね。

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