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今回は、エドヴァルド・ムンクの『灰』について書かせていただきます。
『灰』に描かれた男女の関係
今回ご紹介する『灰』は、ノルウェーの画家で、フランスやドイツでも活躍した、エドヴァルド・ムンクが1894年に描いた作品です。
120.5cm x 141 cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在はノルウェーの首都にある、オスロ国立美術館で所蔵されています。
ムンクは、1885年頃から、数年間の間、人妻であったミリー・タウロヴと、禁じられた恋愛をしていました。
その頃の恋愛は、ムンクにとって苦しいものでした。
その、ミリー・タウロヴと『灰』に描かれている女性が、とてもよく似ていることから、『灰』に描かれている女性は、ムンクの恋愛相手の人妻ミリー・タウロヴではないかと言われています。
そうなると、絵の左下で頭を抱えている男性はムンク自身だということでしょう。
『灰』は、ムンクが自身の辛い恋愛を描いた作品だということですね。
絵の中の人妻は、髪が乱れ、胸元がはだけ、男性を誘惑しているようです。
男性は頭を抱えうつむき、困っているようにも見えますね。
ムンクの作品には、ムンク自身の感情や精神状態が表現されていることが多いのですが、『灰』にもムンクが人妻との恋愛に後悔している気持ちが、しっかりと表現されています。
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