『ペガサスに乗るミューズ』を描いた画家オディロン・ルドン

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、『ペガサスに乗るミューズ』を描いた画家オディロン・ルドンについて書かせていただきます。

オディロン・ルドンが残したエピソード

今回ご紹介する『ペガサスに乗るミューズ』は、フランスの画家であるオディロン・ルドンが1907年から1910年ごろに描いた作品です。
73.5cm×54.4cmのキャンバスに描かれた油彩画で、現在は日本の群馬県にある、群馬県立近代美術館で所蔵されています。

『ペガサスに乗るミューズ』を描いたオディロン・ルドンは、1840年にフランスのボルドーで生まれました。
39歳の時、版画集『夢のなかで』でデビューしました。
そんなルドンは、人々に認められるため、影響力の強い詩人や美術評論家に、まず自分の作品を送ったそうです。
そのおかげで、ルドンの作品は、美術雑誌などで紹介され、版画家として人気となりました。
それでも、まだまだ版画はマイナーでした。
そこで、ルドンは友人の詩人や美術評論家に頼んで、フランス政府に、自分の作品を購入してもらおうと考えました。
何度も断られたそうですが、ルドンは諦めませんでした。
その結果、1904年には、ルドンの『瞳を閉じて』を、フランス国家が購入したのです。
こうして、ルドンは国民的な芸術家として認められたのでした。

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