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今回はゴーギャン「白い馬」について記載してみます。
昔の移動手段としてもちいれられていた馬は、高貴で位の高い人ほど立派な馬を所有し、他の人とは区別できるように白い馬に乗っていることが多かったようです。ゴーギャンの「白い馬」では、水辺で白い馬が休みながら、水を飲み、足をすべて水辺に入れています。木々たちが周囲にあるためか白い馬というよりも緑や青の色に反射して見えます。
白い馬の奥には赤茶色の馬と茶色の馬がおり、今すぐにでも走りだしそうな状態で、休んでいる白い馬を待っています。水辺は暗く、手前にある白い草花が、白い馬の毛並みよりも白さを際立たせているように、ここは木陰だということがわかります。疲れて癒しを求めている白い馬はこれから力強く走っていくのかそれともこのままゆっくりと休んでしまうのか実に不思議な作品となっています。奥の2頭の馬とは正反対なのは確かで、落ち着きのある様子がうかがえます。乗馬を好んでやっている人や白い馬が好きな人へのプレゼントにぴったりな作品でもあり、全体的に暗さがあるので作品を明るく照らしてくれる窓際に飾るにもいい作品でしょう。
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