モネ ロンドンの国会議事堂、霧に差す陽光

“モネはロンドンの霧を愛し、いくつか作品で描いていますが「ロンドンの国会議事堂、霧に差す陽光」は1904年に描かれた作品です。

1899年からロンドンを頻繁に訪れていたモネは、ロンドンの霧の濃さに驚きました。その驚きが一連の「霧のロンドン」作品を生み出し、この作品も連作の一つになっています。霧がかった空気中の水の流れとテムズ川の水の流れを一体にして感嘆を表してます。ロンドンの国会議事堂は荘厳にして重厚であり、人が生み出した大きな建造物です。対し霧は自然が生んだ、実体も重さも量れないほどの儚い幻想的な存在です。その霧の中に差す陽光が、乱反射して霧の存在を美しく色彩豊かに照らし出します。人工物である国会議事堂は霧の中に佇みその重さをより感じさせます。

この絵の中では霧に包まれた国会議事堂を描かれているというより、国会議事堂と太陽によって存在感と光を増す霧を描いたと言った方がモネの心象を表しているかもしれません。”


■ モネ:睡蓮 ■

【絵画販売ドットコムでの代表的作品】
モネ:印象 日の出
モネ:散歩 日傘をさす女
モネ:サンラザール駅
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