ピサロ「パリのポン・ヌフ」

絵画販売ドットコムのブログをご覧いただきありがとうございます、ブログ担当の松田です。

今回はピサロの「パリのポン・ヌフ」についてお話したいと思います。

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ポン・ヌフのアトリエで制作された本作は、田園派と呼ばれていたピサロとしては新鮮な都会的な画題となっています。

こちらの作品は、16世紀から17世紀にかけて建設された、パリに現存する最古の橋「ポン・ヌフ」を描いています。

ポン・ヌフが作られた経緯として、これまでは木造の橋ばかりでしたが、パリの経済の発展により、セーヌ川を行き来する人々の数に耐えられなくなり、初めて石で造られることとなった橋です。

左岸からシテ島までの5つの半円状のアーチと、シテ島から右岸までの7つの半円状のアーチから造られており、
初めて1つの橋で、パリの右岸と左岸が結ばれた歴史的な建造物です。

「ポン・ヌフ」とは、フランス語で「新しい橋」を意味しています。

1607年に出来て以来、一度も壊れた事が無く、「ポンヌフのように頑丈」という言い回しまであるほど丈夫さを物語っています。

「ポン・ヌフの恋人」という映画でも登場し有名な建造物の一つとなっています。

これらの歴史的な背景と発展していった様子を描写したこちらの絵画には、セーヌ川にかかるポン・ヌフとそこを行き交う人々、そしてサマリテーヌ百貨店が見える対岸が細やかに描き込まれています。

→ピサロの「パリのポン・ヌフ」はコチラ

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