この記事では、ゴッホさんが1888年8月に描いた、油絵技術をベースにした作品絵画である「ひまわり」ですが、この作品もやはり、彼自身が好きな黄色が目立つ描写内容になっています。
見ているだけでこの作品は、癒しと共に元気を与えられるような印象の絵画仕様の配色にもなっていますので、そうした面でも多くの世界中にいる観覧者からも、中々な高評価がある作品でもあります。
同年にそれまで住んでいたフランスのパリ市内から、同じ画家であるゴーギャンさんと共に同国内南部地方にあるアルル市へ移り住み、その当時間もない8月の多くのひまわりが咲く時期に、この絵画をゴッホさん本人が描いたという経緯があります。
実はこのひまわりの花自体は彼自身にとっては、アルル市近辺をはじめとする南フランス地方の太陽そのものであり、ユートピアの象徴である形といったシンボリックな存在でもありました。
そうした事を根拠に、彼自身が描いたこのひまわりの作品をはじめとして、多く採用されている黄色の色自体はやはり、ゴッホさん自身にとっては、ある意味「聖なる色」であった存在である事には間違いがありません。
この作品自体もそれらの中でも特に、8月という夏場での多くのひまわりがあちこちに咲く時期に、こうした作品を彼が描いた意味は大いにある感じがします。
オランダ北部に生まれて、画家を目指して隣国フランスのパリ、アルルにおいての移住生活を、自分の弟さんにあたるテオさんやあのゴーギャンさんとともに送ってきただけに、この作品はまさに、その彼自身の人生観の現われといっても過言では無い面もあります。