「困っていること」と「問題」を混同している

前に、悩むことと考える事は似て非なるものだと紹介する記事があったが、今回は「問題」そのものを正しく把握できていなかったら、という内容である。

問題を問題として正しく捉えていなければ、考えて解決策を出したとしても、抱えている問題点が改善するとは限らなくなる。結果として、問題を解決するのにかなりの遠回りをしてしまう。

「困っていること」や「目につくこと」だけに捕らわれて、その解決策を考えて、問題そのものから視点が外れてしまい、問題が解決しない事に悩む。
そうならないためにも、今起こっているのは何が問題なのかを、しっかりと把握しなければならない。

組織改革とは、組織の「考える改革」である

「組織改革」と言われても業種によってやり方はすべて変わってくるし、解決策も独自の方法な場合もある。

ここでは、組織に所属する一人一人が「考える」ことが組織改革になるという。

メンバー全員に「小さな自主性」が芽生えるだけで、組織はぐんと変わるが、逆に「悩む」組織だと伸びない。

「考える」ことと「悩む」ことは、問題について解決しようとする際に脳を働かせる、という意味では同じ。しかし「悩む」の場合、(わからない、どうすればいいんだ)という状態の事を指す。
そして、「考える」は、正しい解答を見つけるべく、仮説や今までの記憶を元に脳を働かせる状態の事を指す。と分けていた。

確かに悩んで解決したことは全くといっていいほどないが、どうすればいいかではなく「きっとこうなるはずだ」と考えて動いた場合は解決へ向かったことは多いような気はする。

組織全員が考えて動けるようになれば、何においての改革に関しても、実現することはたやすくなってくる。

ブレない「絶対軸」の作り方

軸がぶれない人とはどういうものかを、ざっくりと表すと

・自分の軸:自分を大切にし、私欲に正直な気持ち
・周囲の軸:周りの人たちを幸せにするのだという価値観
・社会の軸:「地元を活性化したい」「介護業界の現状を変えたい」という、社会を変える気持ち

この3つに分けられる。

「自分だけがいい」「周りはきっとわかってくれる」という人は、自分さえ我慢すればいいという考えの元、軸が簡単にぶれてしまう。
自分だけではなく、周りの人たちにも役立ちたいと考えると、自分の「軸」は太くなり、ブレにくくなる。

さらに、社会を変えたいという「社会の軸」を持つことで、強固な軸が出来上がる。

自分を変えるには、ショッキングな「きっかけ」が必要

意図的に自分を変えようとすると、「苦手な事に取り組もう」「嫌な事を進んでしよう」と考えてしまい、敬遠し、
結果的に変わることなく、苦手なものは苦手なままである。

しかし、自分を変えるキッカケは、ほとんどのケースにおいて狙ってできるものではなく、
すべて結果論で特定できるものと言える。

なにか自分を変えたいのならば、意図的に変えようにではなく、生活をちょっとだけ変化させる。
同じことの繰り返しでは出会えなかった「ショッキングなインパクト」があれば、それだけで知らぬ間に自分が変わるのである。

「逆算思考」ではなく「順算思考」がいい

夢がないと悩んだまま大人になり、自分のやりたいことが見つからない。
それでも、社会で生きていくには、進化していくしかない。

今まで培ったスキルを持って計画を立てていけば、自然と目的が見えてくる。
死ぬまでの期間を逆算するのではなくて、今までの人生を順に追って計算する。
やりたいことが見つからないなら、順算思考という考え方もありだと思う。

カウントダウン思考

自身へのインパクトを与えると、思考ロジックが出来上がるという話をしたが、
今回は「目標を絶対達成する」という考え方を紹介する記事だった。

抱えている案件はよく、逆算して計画を立てる事が重要だと言われるが、
ゴールが見えていないと行動も起こしにくい。
しっかりとした数字を設定することも大切である。

目標を設定した場合、逆算ではなく、
「目標」+「目標までの不足分」+「期限までの日数」
というカウントダウン方式にすれば、現状と不足分と、今後の目標を立てやすくなる。

(例)「アポ月40件獲得」+「残り13件」+「月末まで残り10日」など

カウントダウンにすることによって、自身へよりインパクトを与えれば、やる方向へと意識が変わる。

朝プレゼン

「思考プログラムは過去の体験の「インパクト×回数」によってできている」という話には興味が惹かれた。
自らの思考に「インパクト」を与えるという方法は確かに効果があるように思える。

決断する癖をつけるべく、朝誰かに決意を話すという「朝プレゼン」は効果があるものだと思うが、記事にあるように
話す相手を見極めないと、水を差される事もあるような予感がするので、まずは上司や同僚相手に始めたい。

仕事からスタートしない。時間からスタートする

時間を有意義に使えというが、「どういう時間を使えばいいのか」という計画を立てて動くというスケジュールの管理方法を作って行動してみたとする。1時間かかるような作業があった場合、今の現状でどのくらいかかったかというのを記録して振り返ってみると、いかに自分が作業時間がとられているかを把握できる。
これを元に時間から計画を立てて動くと、有意義な時間の使い方に繋がっていく。

ちょっとのおせじと、小さな嘘

嘘も方便という言葉があるように、お世辞を言おうと思えば言えばいいし、ほんの小さな嘘を言えば、逆にその場が変わる可能性もある。ただし、大きな嘘をついてしまえば、信頼を取り戻すのも、嘘を取り繕うことも困難になる。結局のところ、正直にありのままを話したうえで、そこでお世辞や小さな嘘を使う。これがベストであって、根本にあるのは誠実な心持ちである。

正しく記録することである

リアルタイムで記録することによって、出来事の時間帯が皆に共有できる。ただ、その記録を間違ってしまうと、間違った記録を元に皆が動き始めるので、正しく記録する必要がある。それが用紙に記されていても、データで残されていたとしても、気にする必要はない。記録を残すことが重要なのである。